読書日記

2009年12月 5日 (土)

「もう、怒らない」小池龍之介

せっかちな性分なところが気になっていたので手にした本。

商品の詳細

装丁がなんとも良いです。

・欲望が人を元気にするという錯覚

・何も考えずにただやるのが、一番疲れない

・穏かな心を保つレッスン

など、心がいらだちやすい、追われた状態にはまりやすい、何をやっても落ち着かない、そんな状態の時に読むとぴんとくると思います。

私は、忙しいと、職場の人とランチしていても、会話を楽しんでいるのか、話を聞く努力をしているのか、なんだか心が落ち着かない気分になることがあります。

それがなぜ起きるのか、どうしたら、そういう落ち着きどころのない状態から脱せられるのか、この本を読んでわかったように思います。

「空」にする、つまり集中する、それは自分の状態を冷静に受け止めること、ここからがスタートのようです。

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2009年11月25日 (水)

最近おもしろい本を読みました

2009年もだいたい月10冊の読書ペース。先日、PRKをして、なるべく目は使いたくないけど、本を近づけたり遠ざけたりしながら、、それでも本は手放せない。

最近、おもしろい小説に二つ出会えました。

デパートへ行こう!

真保裕一さん「デパートへ行こう」。評判の本なので、今さらなのですが、たまたま夫が手に入れていて、貰い受けました。

夫婦で同じ感想。「なんだかほっとする」お話。

最近、年を取ったのか、最後に暗澹とした気持ちになる小説は苦手。特に子どもが悲しい状態で終わるのはなんとも心地悪いのです。

その点、このお話はとてもあったかい。ここのところ、「銀座のデパート、お客さまが減っていて大丈夫?好きな場所なのに・・・」と心配だったので、そういう点でもはまりました。

もう一つが。

八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)

高田郁さん「八朔の雪」。

新刊の頃からずっと気になっていたのですが、やっと文庫で手に入れました。

こちらも心温まるお話。江戸時代の天才料理人の18歳の女性のお話ですが、じーんとします。

8歳の頃の天災がきっかけで奉公に出るのですが、つらい生い立ちを超える努力がなんともいじらしく。

もともと江戸話は好きなのですが、少しコミックを思わせるとてもやわらかいストーリー展開というか、ものすごく読みやすい本です。

二冊とも穏かなほっこりとした気持ちにさせてもらいました。

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2009年9月 1日 (火)

「四つの嘘」を読みました

四つの嘘 (幻冬舎文庫)

大石静さん「四つの嘘」を読みました。

前にテレビドラマがあったことは知っていたのですが、ドラマは滅多なことでは見ないので、見ておらず。

米原万理さんがほめていたので、手に取った次第。

なかなか面白い本です。

41歳の私立女子高の同級生4名のお話。描写が巧みで、それぞれの目線で書かれているのだけど、どの人物もリアルな感じで、重いです。

女性として奔放で破滅型の詩文(うたふみと読んだらこのブログの名前・・・sign02)、医師となり仕事を堅実に積み上げているけど女性として虚しさを抱えたネリ、優等生で華やかな青春だったのにすっかり地味なお母さんになっている満希子、大失恋して挫折があったけど、最後は想いを遂げられた美波。

そんな女性達の物語。自分は女性でよかったなとそんな気持ちで読み終えました。

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2009年8月14日 (金)

「打ちのめされるようなすごい本」を読みました

米原万理さん「打ちのめされるようなすごい本」をハワイにて読みました。

打ちのめされるようなすごい本 (文春文庫)

570ページの厚めの文庫本でしたが、飛行機の中で一気に読んでしまいました。

米原さんという方はロシア語の同時通訳者であり書評家であり、エッセイストでもあります。才気あふれるパワフルでとても知的な方です。

しかし、2006年に癌で56歳にしてお亡くなりになってしまいました。

私は週刊文春を時々買うのですが、以前米原さんの書評エッセイ時々楽しく読んでいたこともありまとまったものを買った次第。

とにかくさまざまな本を読まれていて、特に東の国の政治的な本についての書評は、ほとんど読まない私にとってはとても興味のかきたてられるものでした。スターリンの本とかです。

読みながらとても本が読みたくなります。そして、良いも悪いもはっきりと書く、その書きっぷりが爽やかで、この方は本当に本好きなんだなということも伝わってきて。読書そのもののすばらしさも感じられます。

米原さんが時折触れていた、丸谷才一さんの本、読んでみたくなりました。あと、斎藤美奈子さんの本も。

早くに亡くなってしまわれたのが本当に残念despair。癌との戦いっぷりも立派でした。

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2009年5月10日 (日)

小説2冊「るり姉」「告白」

るり姉

GW小説を読みたくて手に取った一冊。日経の夕刊でとてもおされていました。

椰月 美智子さんの「るり姉」

読んで納得。確かにおもしろいです。そして最後の顛末をみて驚きました。

るり姉と周囲の家族の話なのですが、家族でも別々な思いをもって、それぞれの事情があること、違ったものを見ていること。でも家族はつながっていることなどが、適度な重さで書かれていて読みやすいです。

個人的には、るり姉のようなタイプの方、あまり私は友達にいなくて近づきがたいなと思います。まぁ、おばにいたら楽しいでしょうね。

そして、もう一冊の小説が、湊かなえさんの「告白」。本屋さんで一押しされていたので購入。しょっぱなから5歳の女の子が殺されたなどと始まるので、どれだけくらい話だろう・・・と読みましたが。そういう胸をつかまれるような悲しさはなかったです。

後味は決してよくはないのですが、少し桐野夏生さんの読後感に似ているような印象。悪事を描いているのだけど、からっとしている感じ。人間のダークなところを描きながら、行き続けることは肯定しているようなそんな世界です。売れているのも納得の一冊です。

告白

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2009年4月 3日 (金)

断る力 を読みました

久しぶりの読書日記です。

勝間和代さん「断る力」を読みました。

断る力 (文春新書)

買おうかな~と思っていたところ、友人にいただいたので早速読みました。

いろいろ気づきのある本でした。30代のうちに読んでおきたかったなと思いましたが、今からでも遅くはないsign03です。

以下、私がひかれた抜粋を。

友達は何人必要か?親友*二人、食事や仕事仲間*510人。すべての人に好かれる必要はないのです。

私達は自分の扱い方を人に教えている。

望まないことは「NO」を相手に伝え、適切な自己主張を行いながら、自分が集中すべきことに時間と力を集中することです。そしてそのことで相手の信頼を勝ち取り、相手の依頼をすべて受け入れることができなくても、そういう人達が私達の応援団になってくれるような仕組みを築き上げる。その結果、「コモディティ」から「スペシャリティ」になることができる。

努力の量はかけた時間で評価できる

空気を読んだ上で無視できる力をもつ

断る力とは、周囲の幸せを無視して、自己ばかりを主張することではありません。相手まかせにして、自己犠牲で安穏として、なりたい姿にはなれない、周囲にもはた迷惑という悪循環を断つということです。

断る力をもつこと=よりよく生きる姿を目指すことなのかなと思いました。

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2009年3月10日 (火)

育つ喜び育てる楽しさ を読みました

トークトゥトーク 育つ喜び育てる楽しさ

汐見稔幸さんと和久洋三さんというお二人の教育研究者の方が書かれている本を読みました。とてもおもしろかったです。

遊びと創造力の関係を書かれているのですが、とても納得。無から作り出したり、勝手に変性させていく遊びの中から、子どもは創造力を培うということ。

生まれたときから絵を描くことが苦手な子どもはいない。それは大人が「こうあるべき」と押し付けて、嫌いや苦手を押し付けるということ。

子どものあるがままに伸びるのを援助するのが大人。自分で世界を拓く意志と力をもっている。

ふだんのおしゃべりこそが大事。手間隙をかけて手作りをしていく原型がある。

などなど書かれています。

のんびりゆったりとした、子どもを心から信頼する気持ちで向き合うことの大切さを、あらためて感じました。

仕事と子育ては違うんですよねfuji

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2009年2月 8日 (日)

柳澤桂子さん「いのちの日記」

いのちの日記 神の前に、神とともに、神なしに生きる

私の大学のOG会報で紹介されていた柳澤先生。柳澤先生自身が卒業生ということもあり、数人の病で苦しむ家族を持たれた方が、この方の本「生きて死ぬ智慧」の紹介を丁寧にされていました。

そこで、柳澤先生の自伝でもある「いのちの日記」を読みました。

私は今まで柳澤先生のことをまったく知らなかったのですが、この方は日本を代表する生命科学者であり歌人です。現在、60代後半なのですが、半分以上の人生を原因不明の難病と向き合って生きてこられています。

かくも素晴らしく優秀であふれる才能をもって生まれた方が、とても苦しい人生を歩まれ続けていることに驚いてしまいました。35年以上の病に苦しみ、しかも病名を特定されず、1ヶ月に必ず1週間苦しむ激しい嘔吐や腹痛。最終的には自力で歩くこともできなくなられたということ。しかし、その症状は全て心因性のものと片づけられたことで長らく苦しまれたそうです。

その苦しみの経緯に、私自身心をつかまれてしまいました。どれだけ人間として研究者として母として妻として苦しみと向かわれたことだろうと深く思いました。

科学者の視点と一人の人間としての苦しみと。そこから「般若心経」を解釈されて執筆されたのが「生きて死ぬ智慧」です。

これから、「生きて死ぬ智慧」と子どもに向けて書かれた「お母さんが話してくれた生命の歴史」を読んでみたいと思います。

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2009年1月12日 (月)

おじいちゃんの桜の木 を読みました

おじいちゃんの桜の木 (おはなしプレゼント)アンジェラ・ナネッティ作 「おじいちゃんの桜の木」を読みました。いつものように週末の親子図書館三昧。子どもの本のところで、私が借りて読み耽ってしまいました。

子どもの目線で、祖父母との関係、母父の揉め事、田舎と都会の暮らし、自由な心についてなど大人の出来事が書かれています。

大人の目線で書いたら、きっと全然違う語り口になりそうなドラマが子どもの目線なので、ある部分辛らつで、でも伸びやかな精神が流れていて。起きる出来事はかなりつらいことも多い(お祖父ちゃんが痴呆になって病院で亡くなる、両親が別居などなど)のに、じめじめしてなくて。

イタリアの女性作家なのですが、確かにイタリアの映画、「自転車泥棒」にちょっと似た感覚が流れています。(そういえば昔、池袋文芸座に観にいきました。)

お休みの日、のんびり読むにはぴったりの本でした。

今年は、昨年よりもハイペースで、一月15冊以上のペースで本を読みたいな~と思っています。少し感覚を変えて、読まない部分も場合によってはつくりながら読むのが今年のテーマ。ついつい、全部きちんと読まなきゃいけない・・・と思ってしまうので。

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2008年12月 9日 (火)

「数に強くなる」を読みました

数に強くなる (岩波新書)畑村洋太郎さん著「数に強くなる」(岩村新書)を読みました。

私、バリバリの文系で、仕事にも必要な数字も少々苦手に思うことがあり、数は弱い自覚あり。

先日は、地球の1周の大きさと直径を5歳のぶんたに教えられたぐらい。(先日のガスてなあに(博物館)のクイズで出ていて、ぶんたはそれを覚えていたが、私はすっかり忘却。数に強い夫とうたぼんとぶんた全員に「一緒に聞いていたのになぜ~」とバカにされた事件。かなり面目なかったできごとcoldsweats01。まあ、子どもの方がどうでも良いことを覚えるもんだと負け惜しみしましたが。)

そこでこの本を読みました。安直ですが。

決して本を読んだからといって、数にはすぐには強くありません。ただわかったことは、数=概念、イメージ、感覚でよいということ。それなら、文系の私にもできるはず。実際の物としっかり結びつければ、数はぐっと身近になるのかなという気持ちになれました!

数がなんだか色彩をもったものに変化したようなそんな気分になれる本です。

初めてハタムラ先生の本、読みましたが、なかなかおもしろい方と直観しました。「失敗学のススメ」とか「直観でわかる数字」とか読んでみようと思います。

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